TALK ABOUT…FLOWERS OF THE SUN

KOICHIRO

Paehの曲らしく踊れるダンスチューンに仕上がっているが、どこか壊れた感じがM-AGEらしい。フラットにミヨケン所有の4TRカセットMTRとQR10っていう小さなオールインワンシンセみたいなものを持ち込んでデモ作って、すぐレコーディング。仕上がりが全く想像できなかった。
当時アシスタントエンジニアだったベン(大好きなDepeche modeなどのプロデュー サー)の友人であるジムと何度かクラブに遊びにいった。ロンドンのクラブカルチャーに触れられた事には大きな意味があったし同時に〇〇に関しても垣間見る事ができた。その体験(詳しくは書けませんが)とロンドン郊外の景色をオーバーラップさせたものが歌詞のモチーフとなって、この歌詞に生きている。


MIYO-KEN

これもブックレットに書いたけど、渡英しても収録予定曲数のデモ曲が5~6曲あるだけだった。前途の観音崎でのレコーディングが終わると、すぐにsomeday~に伴う全国一斉キャンペーン、東名阪ライブツアーのリハーサルとなかなかの過密スケジュールだった(嬉しいかぎりだが)
そんな中で頑張って作った5~6曲だったと思う。

ロンドンではチズウィックにある由緒あるスタジオ、EDENスタジオでレコーディングを行った。スタジオ前の道路を挟んで真前に俺らが滞在するフラットがあり、スタジオ、フラットと二手に別れ、かたやレコーディング、かたや作曲と、前者後者メンバーを入れ替えながら当初の2週間はあっという間に過ぎていった。

思いつくアイデアは手当たり次第にテープにぶち込んでいった。
確かアナログ24chをスレーブして48chにしてやったのかな。
紆余曲折を経て何とかミックスまでこぎつけた。

ミックスが聴けるのは早くても20時以降なので、その時間を利用して撮影したり。このへんはDVDに収録されてるよね。収録されてる時間はほんのちょっとだけど、本来はロンドンの映像だけで2時間半はゆうに超える長編巨作ものだった。
使えないカットが多過ぎて(各シーンでメンバーの誰かが我慢すれば良いのだがw)全部見せられないのは残念だ。
その前に飽きるか、そんな長いの。


OKAZAKI

ペーちゃんが初めてM-AGEに書いた曲ではなかっただろうか。ハッピーな曲でとっても彼らしい曲である。この曲もリズムは今までDJで培ってきたグルーヴを出してくれると思いペーちゃんにお願いした。スネアで16分音符のフィルがあるが、良く聴くと音階が変わる。これは彼のアイディアである。素敵♫


DJ PEAH

初の自身の曲、MTRを皆に聴かせた思い出。トラックにメロディー乗せて作りました。とにかくパーカッシブな曲のアレンジでイメージしていました。ただそれだけだと物足りない。そこはmiyokenのギターがアグレッシブさをだしてくれました。いやーバンドってホントにいいものですね!