TALK ABOUT…PERSONAL ASCENSION

KOICHIRO

これもお気に入りの曲。サイケな要素とメロが秀逸。歌入れの時に声が聞こえたのはこの曲だったと思う。イントロが終わって、歌い始める所で、高い女性の声が聴こえて「なに?」って?でもそれは不思議と怖い感じはしなくて、むしろ歓迎されてる感じがした。
タイトルは「昇天」。というと死を連想するワードだけど「更なる高みを目指そう」という非常に前向きな歌詞です。

ロンドンも2回目となると、みんな慣れたもので空き時間は、好きな所に出かけていたんじゃないかな?僕も1人テムズ川のほとりで黄昏ていた記憶があるw

そして後半はクラブにも何度か遊びに行った。前年に行った洞窟の入り口のようなEBM推しのクラブは違う店になったように廃れていたり、古い劇場を改築したクラブではハードフロアのようなアシッド系の曲が流れていて、客はみんな一心不乱に踊っていたのが印象的だった。その中で見つけたかっちゃんは妙に馴染んでいたw

MIDIsequence ATARI(機種は覚えてない)
Cubaseの組合せ。日本で使ってる人見たことなかったけど、ロンドンでは多かったみたい。
sampler AKAI S1100
synthesize Roland JD-800 JUNO-6か60
ベース音はサンプルで鳴らすのが多かったけど、音が細いのでJUNOやJDなんかをレイヤーして鳴らしている。


MIYO-KEN

この曲のレコーディング中に起こった事はブックレット通り。

日本のスタジオでもこのての話はよく耳にしていたのだが、例えばこんな話とか。
『トイレのドア閉めて座ったら、ドアから浮き出てきた目にガン見された』とか
『ブースでレコーディング中、コントロールルームが騒がしいので「何??」って聞いたら「ブースの前にお坊さんが立ってる、、」って返事で慌ててブースから出ようとしたらロックされててドアが開かない!!』とか。。

まさか自分が体験するとは思ってもみなかった。。
不思議な事に怖さはあんまり感じなかった。なになに???ってのはあったけど。

ミックスはこのスタジオで全曲マイク・スパイク・ドレイクによるもの。
マスタリングはTOWN HOUSEにて。
『VibES』は日本でマスタリングしたのだが、いろいろと反省点もあったので
今回は全てロンドンで。

ライブも沢山見た。これもまた日本ではありえない対バン。。しかも安い!!
ジェームスがトップでライブスタート、次いでスワーブドライバー、ヴァーブ、
トリでワンダースタッフ。。(カタカナでごめん)
圧倒的にヴァーブが良かった!!もうアタマ3つ抜けてた!!

PWEIも素晴らしかった!!

前回同様、美味しいものも沢山食べた。
俺の中で断トツ1位はなんといってもインド料理だ。
高級店から食べ放題のお店まで。。(多分制作費の中に食事代も含まれていたと思う汗)

確か最初のロンドン時だったと思う。
デビッドボウイも来店したことがあるという、高級インド料理店での話。
インドビールで喉を潤しながら前菜をつまみ、そろそろワインに行こうかという流れになり赤ワインを頼んだ。さすがは高級店、テイスティングもあったり。
噂には聞いていたが、タンドール料理からナンに至るまで日本のそれとは見た目(ここでは大きさ)も味も全く別次元だった。
個人的には「こんな美味いものが世の中にあるのか??!!」と思ったくらい。
いやいや、けっして大袈裟な話じゃなくてさ。

帰国してからは、あそこの店が美味しいよなんて噂を聞くと、迷わず食べに行ったものだ。
最近は年齢と共に好みも食べる量も随分と変わったので、めっきり食べ歩く事は減ったのだが。

話を92年に戻しますw
カレーも、肉、魚、野菜と何種類かオーダーしたと思う。
合言葉はベリーホット!!
調子に乗った我々は「一番辛いのください!!」と。。
ボーイさんは「日本の方々には無理だと思いますよ」と。。
実際無理だったと思う、、なぜなら2番目に辛いカレーで悶絶していたのだからw

今、冷静に考えるとメチャ喉に悪いよね、、
「koichiro、ゴメン!!」
今更だけど謝ります、メンバー、スタッフ代表して。。

無理やりまとめるが、今回も様々な思い出を胸に刻み、そして帰国の時を迎えた。


OKAZAKI

限定版のブックレットでMIYO-KENが触れている話はホントですw

完全生ドラム。「ドラム叩けますよ!」アピール曲(笑)特にエンディングは全開に「チョーシこんでる」(茨城弁)
これもミヨ節。良い♫シンプルなシンセベースにギターと生ドラムのアンサンブルがたまらない。女性コーラスはスタジオに居たアシスタントの方だったと思う。
ある日スタジオの廊下で彼女とすれ違った際鼻歌を歌っていた。素敵だった。すぐさまディレクターさんに伝えたところ即採用!この様な出来事がロンドンでは良くあった。
アルバム『vibES』で「月の微笑み」と言う曲も「KISS♫」というヴォイスが入っているがソレもアシスタントエンジニアだったベン・ヒラー(現在ではデペッシュモードのプロデュースエンジニア)だ。


DJ PEAH

このリズムはスクラッチするときもフィットするんだよね。今後定着しそうなリズムです。シンセだけ日本で作ってLONDONで生楽器録音予定。そこで全体像がわかるのであるが、サードアルバムでは、現地の空港X線でJD800の音源保存カード飛ぶというアクシデントに見舞われた。よってすべて向こうで制作することになる。
サードアルバムLONDONの思い出は、MAD CAPSULE MARKETSさんらと同じスタジオで意気投合、ビリヤードしたりクラブにも行った。Vo.KYONOさんからおすすめのクラブない?と聞かれて、当時ハードコアテクノで有名だったクラブノリッジへ一緒に行きました。狂うように盛り上がり汗をかいたのを思い出します。この時はうちのメンバー私だけでした。