TALK ABOUT…MOTHER

KOICHIRO

そして第二章の始まり。新たな決意表明にしたかった事もあり直球勝負にでた。曲作りからレコーディングに至るまで一番みんなで話し合って作った曲だと思う。その分反動も大きかったのか?狙いすぎた曲だとみんな感じていた。サードアルバムにイントロしか入っていないのは、他の曲とのバランスが取れないって理由だったかな?
で今回リマスタリングした音を聞いた感想「全然いいじゃん」全員一致の回答だったw
そしてこの時期よりマニュピレートも自分達でっていう流れに自然と行き着いた。Motherのお陰でみんなとの結束がより強固になったように思う。
この曲は今の僕達への大切な贈り物となって響いている。

MIDIsequence AKAI MPC3000
sampler AKAI S1100
synthesizer Roland JD800
少なw


MIYO-KEN

そして全てを吹っ切って新体制での初曲。

これもブックレットに書いたけど、かなりJ-POP(当時はこんな言葉もなかった)よりに作ったのは確かだけど、もともとバンドの資質としてこういったタイプの曲が書ける才はあったんだし、今聴くとなかなか良い曲だと思う。
Twitterで先日行ったアンケートでもこの曲好き!って方多かったしね。
歌詞も今の俺らに言ってんの?的に変にリンクしちゃった感もあるしさw

伊豆にあったサウンドスカイ川奈スタジオでレコーディング、ミックスもここでやったと思う。スタジオに宿泊施設があって個人部屋だったけど、窓もなくてちと大きめなウォークインクローゼットの様な部屋だったかも、、
売れたバンドの方々はこの部屋が嫌で近くのホテルに部屋取ったとか取らないとかw

併設して露天風呂もあったし、ご飯も美味しかった。
何よりスタジオの音が良かった!

この時のエンジニアも比留間さん、そしてスタジオを管理していたのが小西さん。後の日本のロックシーンには欠かせない、レジェンドエンジニアのお二人です。

この曲で「笑っていいとも」の裏番組、もしかして関東圏だけの放送だったのかな?テレ東の番組で視聴者の投票によって勝ち抜きが決まる、秋本奈緒美さん、評論家の富沢一誠さんが司会の番組に出演した。確か2週は出演したと思う。

90年代終わりにエブリリトルシング(カタカナでごめん)で一世を風靡した、持田香がアイドルグループ「黒豚シスターズ』の一員として俺らと一緒に出演していた。
いやいや読めないよね、数年後に国民的(勿論美空ひばりとはランク別次元)歌手になるなんてw

1週目に出演した時のゲストが大物演歌歌手のAJさん。
ロンドンブーツ真っ青のシークレットブーツをお履きになり、1センチは浮いてるであろう〇〇を被っておられました。

そんな大御所に聞くなよ~、秋本奈緒美~、「M-AGEの音楽はいかがですか??」って。。
愚問だよ~w

2週目のゲストは世界に名を馳せる天才ギタリスト、渡辺香津美さんでした。
俺、中学生の時に日立市民会館にライブ見に行ってるし。ちょっと緊張したw

てかそんな天才に聞くなよ~、秋本奈緒美~、空気読めよ~
「こういったノイズギターは如何ですかって??」そりゃないだろうよ、脇汗やばいよ~
そこで渡辺香津美さんが一言、「僕ノイズっぽいの好きですよ!」と、笑顔で!

救われました!今でもその瞬間は鮮明に覚えております。
ありがとうございました!!!!


OKAZAKI

ご存知の通りKAJIWARAが脱退してから初めての曲。気負いなく、だけど初期のM-AGEを思い起こせる曲を作りたかった。確かペーちゃんのAKAI MPCで制作していった記憶。
イントロの16 分音符のシンセはRoland JD-800でステップで打ち込んだ。そうステップシーケンスって曲を走らせてレコーディングするのではなくシンセの鍵盤 を弾くと次の音符に進んでいく打ち込み方だ。これの良いところは偶然性でかっこいいものを作りたいときにはもってこいの手法なのである。ベースがいないことを意識してフレーズを打ち込んだ記憶がある。生っぽいけど生っぽくないけどカラオケにあるような感じにならないようにとフレーズと音色にとても時間を掛けた記憶。なにせメインベースのラインを考えるのが初めてだったもんでw
4人で再出発って意味でCall Meのような曲をこの時の4人で作りたかったのかなぁ…。だからリズムが近しい。違いは最初の頃と違ってサンプラー使いに慣れてきたのでリズムループの使い方が上手くなっているところだろうか。


DJ PEAH

B.kajiwaraが脱退してからのM age。なぜかPVを見ると皆元気がいい。これは気持ち的にふんどし締めなおして頑張ろうという現れだったのだろう。サードアルバム収録されているのはイントロでブラックホールにのみ込まれてしまったかのように終わるという。